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腸活もお灸と鍼!

みなさま、こんにちは。

 

前回、更年期のお話の中でエクオールや腸内環境についても少しだけ触れました。ちょっと補足ですが、エクオールは肌機能にも関係があるのでは、と言われています。シワの進行を抑えるという研究結果もあるようです。

エクオールを作れる人は美肌のためにいつまでも作れるように腸内環境を整えましょう!

ということで、今回は美容と健康のための腸活についてお話しします。

 

腸の中にはものすごい数の細菌が住んでいます。なんと1,000種類、100兆個以上!

たくさんの細菌が腸内環境に関わっていて、大きく分類すると、善玉菌・悪玉菌・日和見菌の3種類でその割合は2:1:7がベストとされています。

善玉菌は消化吸収を助ける役割、病原菌や食中毒菌などによる感染の予防や免疫力を高める働きがあり、悪玉菌は腸内を腐敗させて有害物質を作ります。名前の通り悪いイメージですが、たんぱく質を分解する役割があるので身体には必要なものです。

日和見菌は善玉菌と悪玉菌のバランスにより働きが変わります。善玉菌が多い時はおとなしくしていますが、悪玉菌が多くなると悪玉菌に加勢して悪い働きをします。

悪玉菌はストレスや食生活などにより増えやすくなり、便秘や下痢、肌荒れ、風邪をひきやすくなる、太りやすくなる、疲れやすい、肩コリ、気分が落ち込むなどの症状が現れます。

便秘や肌荒れなどはイメージしやすいですが、腸で発生した有害物質が血液を介して全身に運ばれるので疲れやすい、落ち込むなど全身に影響を与えます。

常に善玉菌が多い状態を保つことが美容と健康に大切ですね!

 

では、善玉菌を増やすには…

善玉菌を含む食べ物、善玉菌のエサとなる物を含む食べ物を摂るのことがいいと言われています。

善玉菌を含むものといえば、発酵食品ですね。 味噌、ぬか漬け、チーズ、ヨーグルト、納豆などでしょうか。善玉菌のエサとなるものは食物繊維とオリゴ糖です。 食物繊維は野菜類、豆類、海藻類、穀物、果物ですね。 オリゴ糖はバナナやハチミツに含まれています。

食物繊維には不溶性と水溶性があり、それぞれ働きがあるのでどちらもバランス良く摂ることが必要です。どちらも善玉菌のエサとなる他、不溶性食物繊維は腸の蠕動運動を促進し、水溶性食物繊維は糖の吸収をおだやかにします。現代人の食物繊維摂取量は不足しているようなので、意識して摂る必要がありますね。

 

食事による内側からのアプローチの他に外側からも腸を刺激することが必要で、それは運動になります。特別な運動でなくても、日常生活の中で歩くとか階段を使うとか、毎日できるものがいいですね。

運動の他にはしっかり眠って疲れを取る、ストレスを溜めないことも大切です。

あと、腸は冷えると動きが悪くなるので、お風呂でしっかり温めるとか、自分でお灸をしたりマッサージすることも効果的です。

 

セルフケアのための腸の働きを良くするツボをご紹介します。

・中脘(ちゅうかん)…おヘソに小指をあてて親指のところ

・天枢(てんすう)…おヘソの外側で親指2本分のところ

・関元(かんげん)…おヘソの下で指4本分のところ

この部分を軽く指圧したり、関元→右天枢→中脘→左天枢→関元の順で「の」の字を書くように手のひらで少し圧をかけながら、ゆっくりマッサージするといいです。寝る前や起きた時にやると腸の動きがよくなりますよ!

 

はりやお灸でも腸の機能を高めることができます。鍼灸で腸活したい方はお気軽にご相談ください。

腸活で腸の機能を高めて、いつまでも美しく元気に!

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